OC(低用量ピル)の服用について

1999年日本でやっとOC(経口避妊薬−低用量ピル)が認可され発売されました。
今年8年目に入り、少しずつOCに対する一般の方たちの理解も深まり、利用者も増えてきています。

それでもまだまだ「ホルモン剤」ということに抵抗感がある方(医療関係者も含めて)が多いように思われます。
OCに対する正しい情報が広まり、上手に利用されていくことを望みます。

コンドームの避妊失敗は意外に高い

日本では避妊といえばコンドーム、と思われがちですが、実はコンドームの失敗率は意外に高いのです。
コンドームはセックスで移る病気(STD)の予防に使用するもの、と思っていただいたほうがいいでしょう。
OCには確実な避妊効果があります。飲み忘れさえしなければほぼ100%に近い効果です。

月経痛の緩和、ニキビの軽減などの効果も

OCには、確実な避妊効果だけでなく、様々な副効用(利点)があります。
月経痛の緩和、月経周期のコントロール、ニキビや多毛の軽減、更年期障害の予防と緩和、子宮内膜症の治療効果、など女性にとって強い味方になりえるものなのです。

気になる副作用は、飲み始めに軽い症状が出るのみ

副作用が心配、と言う声もよく聞かれますが、OCの主な副作用は飲み始めのマイナートラブル(気持ちが悪い、頭痛、胸が張る、むくみ、だるいなど)だけです。それも何もない、と言う方も60%くらいはいらっしゃいます。

副作用が出た方も続けていくと軽減され、2、3ヶ月すると落ち着くことが多いです。重篤な副作用としては「血栓症」が挙げられますが、これは非常にまれで滅多に起こらないものです。喫煙や妊娠の方がはるかに血栓症のリスクファクターなのです。

どんな薬にも副作用はあります。漢方薬や鎮痛剤、胃薬、便秘薬など、あらゆる薬には副作用がありますが、それを上回る効果を期待して服用するのです。OCも同様ですが、副作用をはるかに上回る避妊効果と副効用の数々を理解していただきたいと思います。

低用量ピル(OC)の処方について

OCは血圧測定と問診表の記入のみで処方しています。
1シート(28日分)で2,500円です。
(保険適応がなく、診療所により価格は異なります。2,000円〜3,000円が目安です。)